2022年7月16日発売のDARKWING BLASTで登場した光属性または闇属性のドラゴン族で統一されたテーマ【ビーステッド】。
環境トップの【ティアラメンツ】や【烙印】デッキなどの光属性と闇属性へ対してめっぽう強い効果を持っています。
今回はそんな【ビーステッド】のテーマ内のカードと強み、弱点を紹介します。
後日【ビーステッド】デッキも紹介したいと思いますのでぜひ最後までよろしくお願いします。
【ビーステッド】の特徴
【ビーステッド】は通常召喚モンスターはレベル6、闇属性、攻撃力2,500、守備力2,000で統一されていて
以下の共通効果を持っています。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):(固有の誘発効果)
(1)は誘発即時効果で相手フィールドにモンスターがいればなぜか相手ターンでも発動できます。
これにより光属性、闇属性デッキに対してはかなり強く出ることができます。
光属性、闇属性限定の実質コスト無しの「D.D.クロウ」と言えばわかると思います。
「D.D.クロウ」とは違い特定の属性のモンスターしか除外できませんが、
発動のついでに特殊召喚でき「墓穴の指名者」が通らないので無効にされにくくなっています。
特殊召喚モンスターは光属性で統一されていて特定のモンスターをリリースし特殊召喚できる召喚条件を持っています。
ちなみに【ビーステッド】の通常召喚モンスターは「ビーステッド」と読みますが、
特殊召喚モンスターは「ザ・ビーステッド」と読むのでカード名宣言の際は注意が必要です。
モンスターカード
深淵の獣サロニール
効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
「深淵の獣サロニール」以外の「ビーステッド」モンスター1体または「烙印」魔法・罠カード1枚をデッキから墓地へ送る。
墓地へ送られたときデッキから自身以外の【ビーステッド】モンスターか【烙印】魔法、罠カードを墓地へ送る効果を持っています。
どこから墓地へ送られても発動するので「おろかな埋葬」でデッキから直接落としたり
手札コストにするなどして消費を抑えるのが重要です。
【烙印】を墓地へ落すときはできれば墓地効果を持つものを選びたいところです。
「烙印断罪」を墓地へ落して【烙印】をサルベージしたり
「烙印の剣」で除外された「アルバスの烙印」かそのカード名が記されたカードを回収することもできます。
深淵の獣マグナムート
効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「深淵の獣マグナムート」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで手札に加える。
特殊召喚されたエンドフェイズにデッキ、墓地から自身以外のドラゴン族1体を回収する効果を持っています。
回収対象がかなり広くドラゴン族デッキに出張させるのもおすすめです。
相手が墓地を多用するデッキなら【ビーステッド】をサーチ、回収してさらなる妨害や展開につなげることもできます。
ドラゴン族デッキは光属性、闇属性のモンスターが多いので相手がこれらのモンスターを使わなくても
自分のモンスターを除外して出すこともでき非常に相性がいいです。
相手ターンに特殊召喚すれば効果発動の遅さも気になりません。
深淵の獣ルベリオン
特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
このカードは通常召喚できない。
「深淵の獣ルベリオン」は1ターンに1度、
自分フィールドのレベル6以上のドラゴン族・闇属性モンスター1体をリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから「深淵の獣ルベリオン」以外の「ビーステッド」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を選んで自分フィールドに表側表示で置く。
手札から捨て【ビーステッド】モンスターをサーチする効果、
デッキから【烙印】永続魔法、永続罠カードを表側表示で置く効果を持っています。
このカードが出せない状況でも(1)の効果でサーチができるのでサーチしたモンスターを特殊召喚してそのままこのカードを出すということが可能です。
状況によってはサーチした【ビーステッド】のコストとして利用するのもいいですよ。
(2)で表側表示で置くカードは純構築では限られますが、
「アルバスの烙印」を採用するなら候補が広がります。
深淵の獣アルバ・ロス
特殊召喚・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻3500/守3500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの「ビーステッド」モンスター2体をリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):この方法で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
フィールドの表側表示の儀式・融合・S・X・リンクモンスターの効果は無効化される。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
相手エンドフェイズまで、お互いのEXデッキの裏側表示のカードを全て表側表示で除外する。
自身の効果で特殊召喚した場合フィールドの特定のモンスターの効果が無効になる効果、
相手の効果でフィールドから離れたときお互いの裏側表示のEXデッキのカード全て除外する効果を持つモンスターです。
召喚コストは【ビーステッド】2体と重いですが、重さに見合った強力な効果を持っているので積極的に出していきたいところ。
その効果はフィールドの儀式、融合、S、X、リンクモンスターの効果が無効になるというものです。
EXデッキのモンスターを使わないデッキはほとんどないので多くのデッキに刺さり
効果の発動を封じるのではなく無効にするので永続効果も無効にでき非常に強力な効果です。
このカードを除去しようとすれば(2)の効果でEXデッキの裏側表示のカードがすべて除外されます。
これにより多くのデッキに対して強く出ることができ
元々のステータスが高いので戦闘破壊も難しいです。
裏側守備表示にされた状態で除去されたりデッキバウンスされたときは
(2)の効果が発動できない点には注意が必要です。
EXデッキのカード
【ビーステッド】のEXデッキのカードは現在1枚も無いのでまた新規で登場したら紹介します。
魔法カード
復烙印
永続魔法
このカード名の、(1)の効果は1ターンに1度しか使用できず、(2)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):光・闇属性モンスターが除外された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「ビーステッド」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
光属性、闇属性が除外されたときそれをデッキに戻し1枚ドローできる効果、
相手が召喚、特殊召喚したとき墓地の【ビーステッド】を蘇生する効果を持つモンスターです。
(1)の効果は光属性か闇属性なら何でもいいので光属性、闇属性デッキへの出張も検討できます。
「D-HERO ディアボリックガイ」とは相性が良くあちらの効果で除外して同名モンスターを出した後
デッキに戻し1枚ドローした後に再び特殊召喚効果を使うことができます。
(2)の効果はターン1が無いので【ビーステッド】が墓地にいる限り何度でも蘇生でき
壁としても使えます。
罠カード
烙印の獣
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに「ビーステッド」モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。
【ビーステッド】が存在するとき自分のドラゴン族をリリースし相手のカード1枚を破壊する効果、
お互いのエンドフェイズに墓地の【烙印】永続魔法、永続罠カードを表側表示で置く効果を持つカードです。
(1)の効果は汎用性が高く【ビーステッド】はドラゴン族なのでドラゴン族デッキに採用がしやすく
名称ターン1が付いていないので「復烙印」で複数枚置けば複数回除去が行えます。
【ビーステッド】の強みと弱点
ここからは【ビーステッド】の強みと弱点を紹介したいと思います。
【ビーステッド】の強み
【ビーステッド】は光属性、闇属性を中心とするデッキに対してかなり強いです。
中でも環境トップの【ティアラメンツ】へのメタとしての採用が目立ち
そうでなくてもこれらの属性のモンスターはとても多いので多くのデッキに刺さります。
【ビーステッド】自身がドラゴン族なのでドラゴン族デッキに出張させるのも容易で
簡単に上級、最上級モンスターを出せるので非常に優秀です。
変わったところではウイルスカードを使うのも面白いですよ。
ウイルスカードは闇属性をコストにするので【ビーステッド】はコストにしやすく
採用がしやすいです。
【ビーステッド】の弱点
【ビーステッド】は光属性、闇属性を除外して特殊召喚するので
他の属性を使うデッキではやや分が悪いです。
ペンデュラム召喚デッキは墓地にモンスターが落ちづらいので
なかなか妨害ができないので思うような妨害ができません。
また、除外を利用するデッキの宿命として「王宮の鉄壁」などの
除外を禁止するカードが出ると何もできなくなる可能性があります。
【ネクロバレー】も苦手で「王家の眠る谷-ネクロバレー」を出されると
純構築では完全に動けなくなります。
そもそも現状ではテーマ内のカードが少ないので純構築が難しいという問題もあります。
まとめ
ここまで【ビーステッド】についての紹介でした!
光属性と闇属性に強いのでこれらの属性が流行るようならメタカードとして活躍が期待できますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!